Memo #5
TikTok SEOとコンピテンシー

2022-07-31 Sun.

memofleet

  • 2022-07-31 Sun.

TikTokは今やGoogleに代わるサーチエンジンになりつつあり、TikTok の広告収入は、2024 年までに YouTube を追い抜くと予測される
その背景に、リテラシーからコンピテンシーへのシフトがある?
TikTokにおける検索に対して動画コンテンツを上位表示するSEO対策はどのようなものになるか

Googleが実施した内部調査

  • 米国の 18 歳から 24 歳までの若いユーザーの 40% 近くが「TikTok」を使っている
  • 「レストランを探すときは、「Google マップ」または「Google 検索」よりも「Instagram」を使う

TikTok検索が好まれる理由

  • 視覚的なエンゲージメントが高い
    • テキストベースのGoogleではなく、ビジュアルベースのTikTokやInstagramを好む
  • 時間が短いほうが良い
    • Google検索の結果から複数のレビューをチェックしたりブログを読むより、12秒のショート動画を見るほうが魅力的

TikTok’s Search Engine is becoming a threat for Google

Faber Companyの動画

海外SEOブログのKenichi Suzukiさんも、このニュースに触れていて、下記の動画を紹介しています。Google検索とSNS検索の行動比較がわかりやすいです。

30代男性と20代女性の「検索行動の差」をリアル調査してみた

リテラシーからコンピテンシーへ

  • リテラシー:literacy 読み書きの能力 → ある特定の分野に関する知識や理解能力として使われる
  • コンピテンシー:competency 才能、能力。ハイパフォーマーに共通して見られる行動特性のこと。

「ファンダムエコノミー入門」の0章で、リテラシーとコンピテンシーについて触れられています。
これまで、何かについて詳しい、知見がある、というときは「リテラシーが高い」と言われてました。これからは読み書きベースのリテラシーだけでは不十分で、消費した情報に基づいて行動することが求められているようです。

ファンの在り方の変化

たとえばあるアーティストのファンのあり方として見ると、旧来はそのアーティストについての知識レベルの高い人が評価される傾向にありました。誰よりもマニアックな情報を知っている、詳しく調べて覚えているファンがスゴイという流れです。
これに対して、これからのファンはそのアーティストのダンスをコピーしたり、ファンアートや動画を作って拡散したり、みんなで社会運動に参加したり、どれだけ貢献したかという「行動」が重要になっています。(BTS ARMYのような意味で)

ファンダムエコノミー入門

台湾デジタル担当大臣 オードリー・タン氏

「デジタルリテラシー」・「メディアリテラシー」という言葉のかわりに、「デジタルコンピテンス」・「メディアコンピテンス」を使うようにしているそうです。

「わたしたちは『リテラシー』という言い方をせず『デジタルコンピテンス』および『メディアコンピテンス』と呼んでいます。『リテラシー』という言い方は、ユーザーが読者や視聴者といった受け手であることを前提としているからです。『コンピテンシー』は能力や適性という意味ですが、『あなたがつくり手である』ということを意味しています。高齢者や子供たちにデジタルセンサーの入門クラスをするとき、わたしたちはいつも『あなたはつくり手なのです』と伝えます。」

オードリー・タン

台湾のデジタル大臣オードリー・タンさんへのオンライン・インタビュー記事のご紹介|清原慶子 Official Website

これらの例からも、リテラシーからコンピテンシーへシフトしている流れがあるとして、それは検索エンジンの選択にも現れているのではないかと思いました。

TikTok SEO

CerealTalkの記事によると、TikTokでもSEO対策が進んでいるようです。TikTokで「tiktokSEO」を検索すると、手法を解説する動画がかなり出てきました。
#75 TikTokのSEO対策は今が旬?ソーシャルメディアSEOの重要性

実際に「#tiktokseo」の視聴回数は23.4Mで、その中でも、Mike Rama氏のコンテンツが人気のようです。いくつかあるのですが、フルバージョンとされているのがこの動画でした。

  • Keywordを使う場所は3つ
    • キャプション、ハッシュタグにキーワードを使う
    • in-videoテキストにキーワードを使う
      • ネイティブのtiktokテキストを使うこと
      • ネイティブのTikTokテキスト以外は、認識されないため
      • サードパーティのキャプションジェネレーターだと機能しないかもしれない
    • 動画内で、そのキーワードを言う
  • Keywordの探し方
    • TikTokの検索ボックスに1つ目のキーワードを入れる
    • 2つ目のサジェストワードが出てくるので参考にできる
    • キーワードプランナーなどのサイトも参考になる

TikTok SEO

まとめ

Mike Ramaさんの解説するSEOは、初期のGoogle対策と似ていて、SEOの歴史を知っている人なら、かつて通ってきた道です。

(ここには紹介してないけど、SEOの裏技的な手法もMike Ramaさんは解説してます。これはおそらくTikTokに制御されていきます)

TikTokはレコメンドエンジンの開発とともに、Googleのような検索エンジンの開発も進めていて、それはGoogle検索のように進化・アプデをしていくと思われ、その開発スピードはかなり速いのではないかと思います。

Youtube、Instagramなどの動画サービスが軒並みTikTok化していて、それだけ大手プラットフォームもTikTok対策が必要なのだと思います。
Goolgeは、検索の隣接サービスからGoogle検索への集客を増やすことにより検索プラットフォームの価値を維持する必要がありますが、検索プラットフォームが世代によって分かれていき、最終的にはGoogle検索の流量がTikTok検索に追い越される可能性があるのかもしれません。
(YouTubeショートやInstagramリールスがどう対抗していくか)

TikTokは動画を作ってアップする「行動」ベースのコンテンツ。「デジタル・コンピテンシー」の高いTikTokerが作っていく世界。一方でGoogle検索結果は、まだまだ文字ベースのWebサイトを中心とした「リテラシー」の世界なので、行動様式の差が出ているところがポイントです。(世代差なのか、視覚と聴覚の差なのか)

Google検索で1位になりたい、というWeb管理者がまだまだ多い中、TikTok検索で1位になりたい若いクリエイターが次世代のSEOを勉強し始めている状況で、まずはこの変化を理解していきたいと思っています。

*このレポートがそもそも「リテラシー」寄りですね。失礼しました。

以上です。

参考メディア

TikTok SEOとコンピテンシー

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2022-07-31 Sun.

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