Off Topic #107
オンチェーンアイデンティティの未来- Off Topic #107

2022-03-30 Wed.

このページは、ポッドキャスト番組Off Topicを個人的にまとめたページです。

Summary

  • 要点の箇条書き
    いろいろなアイデンティティの問題
    - 国とインターネット:国に所属する意識の希薄化。クリプトと対立?
    - ストレージ:アイデンティティはどこに保存?
    - クレデンシャル:オンチェーンの信頼性はどう設計する?アルゴリズムで作る?
    - 開示性:なんでもオンチェーンに載せてよいのか? 出したくない情報はどうすればよいか?

    Station
    - ‘Station‘はTina Heさんが開発している人事システム。
    - DAOに組み込み、採用支援や貢献者の管理を行う。
    - DAO内のメンバーをEndorseするトークン
    - - 誰が評価しているかが分かる

    - Decay Function(減衰していくトークン)
    - - 常に貢献を続けないと、評価も減っていくという考え方

    - トークンを分ける
    - - エコノミクス・トークン=お金で得たトークン
    - - ガバナンス・トークン=貢献して得たトークン
    - - - すべてアルゴリズム管理ではなく人の手でチューニングする考え方

    データの考え方
    - Web3ではユーザーがデータのオーナーシップを持てるが、その反面、個人で持つデータの場合ネットワーク効果は小さくマネタイズ効果は低い。
    - むしろ、クレデンシャルとしてみるべき。
    - クレデンシャルが貯まると、より大きな仕事ができる。

    オンチェーン・アイデンティティ
    - Web2では各プラットフォームにIDやデータを預けていた。
    - Web3では自分のIDやコンテンツや業績や貢献データをオンチェーンの「ウォレット」に入れて自分で管理する。
    - 「ウォレット」をプラットフォームに接続して使う。

    provide a safe space for identity exploration.
    - バーチャル空間を作った目的はアイデンティティを 探るための安全な場所をつくるため

    クレデンシャル エコノミー
    - ユーザーのデータは金銭的価値より社会的価値をもたらす。
    - 共有クレデンシャルのネットスコアにより信頼性と評判を得ることができる。
    - ただしスコアだけでは判断できない事もあるので、そこにコンテキストを添えたりする。
    - 信頼性を確認するためには無数の条件が必要になる。

    アイデンティティ のレイヤー
    - すべての情報をオンチェーンにしていいのか?
    - 親しい人にだけ本名を見せるなどレイヤーやニュアンスをメタバースではどう表現するのか?
    - どの情報をソウルバウンドにするのか?
    - ウォレットだけ?バックパックや街も必要?
    - スマホでのWeb3体験はこれらにどう影響するのか?
    - 正解がまだない

    マーク・ザッカーバーグ/Metaの 考え方
    - 鉄道のネットワークを作りたい
    - メタバースはオンライン上の地域経済間の鉄道
    - 自分のアイデンティティを持って色々なPFにいける
    - そういう鉄道を作ろうとしている
    - 人がプラットフォーム化する
    - オンチェーン/オフチェーンのアイデンティティを統合して自分自身をディストリビューションさせる
    - 究極的には、自分自身のサブバージョンを
    オンチェーンに作り出すようになる

    まとめ
    - 個人の全データがひとつの場所に集められたとき、何が起きるのか?
    - このデータに対して起こる体験はこれまでになかったものになる
    - ひとつのアプリに集約されない概念は、いままで想像しなかったアプリが現れる可能性に繋がる
    - データコントロール、プライバシー設定、マネタイズも大事で、それによってクレデンシャル経済が生まれる
    - いままで見られなったサービスが生まれる瞬間

Comment

memofleet

  • 2022-04-07 Thu.

Off Topic #107「オンチェーンアイデンティティの未来」について、まとめました。
マーク・ザッカーバーグ氏の鉄道や、ティナ・ヘ氏のStationから、線路と汽車のイメージで表現しました。
未来ということで、宇宙空間と惑星のモチーフも使ってます。

前回のWeb3のアイデンティティからの続きですね。

『レイヤー化する世界』という本には、”国もひとつのレイヤーでしかなかった”という説明があります。今回の冒頭にも、国に所属する意識の希薄化について触れていましたが、ここは『レイヤー化する世界』の捉え方で理解できると思います。

地理的にここからここまでがうちの国。外は敵。という時代があったけど、インターネットがそれをフラット化した。(国のレイヤーはこれまで強く見えていたが、ほかのレイヤーと同じくらいに薄まった)
俯瞰すると、「国」も性別とか年齢とか趣味とか通ってる学校とか無数にある個人を構成するレイヤーの一つである、というのが要約です。
こうしてレイヤー化したひとりひとりが、たくみに設計され、運用されている<場>で自律的に活動していく。ひとりひとりの個人のあり方というのは、そのように変わっていくでしょう。

『レイヤー化する世界: テクノロジーとの共犯関係が始まる』(佐々木俊尚・2013年)

佐々木俊尚氏がこれを書いたのは2013年で、Facebookがユーザー数を伸ばしていった時期ですが、いまあらためて読んでみるとWeb2を飛び越えて、Web3の世界の説明にもなっていると感じました。

オンチェーンのIDとNFT、その相互運用性を前提にしたアプリの登場で、新しいWeb体験が待っているという期待と、そのためのガバナンス設計やインフラ構築の大変さもありそうです。

オンチェーンアイデンティティの未来- Off Topic #107

Off Topic #107
Original : 2022-03-30 Wed.
memofleet : 2022-04-07 Thu.

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