Off Topic #130
本当に私はこれが好きなのか…?サブカルをコモディティ化するソーシャルメディアとモノカルチャー- Off Topic #130

2022-09-15 Thu.

このページは、ポッドキャスト番組Off Topicを個人的にまとめたページです。

Summary

  • 要点の箇条書き

    ポッドキャストウィークエンド来てね!

    10/1 OffTopic出店

    世の中にあふれるレコメンド

    先週:レコメンデーションメディア
    時系列からアルゴリズムへ
    Spotifyもアルゴリズムへ
    YouTube視聴時間の7割はレコメンドから
    MAPSの道案内もアルゴリズム
    Uberの人気レストランもアルゴリズム
    チャットやメールの文章もレコメンドされる
    TEAMSの返信コメントもレコメンドされる
    Gmailの返信もレコメンドされる
    どんなアプリもヒトより先に答えを提案してくる
    Facebookのフィードに出ている投稿もアルゴリズムだが、その理由はわからない

    アルゴリズムがカルチャーアイコンをなくしてる?

    カルチャーアイコン=象徴的なもの、伝統的なもの、作られるまでに時間がかかる
    TikTokはトレンドサイクルが速い
    カルチャーアイコンが出にくい
    象徴的ブランド、コンテンツ、人物は時間をかけて浸透するので、Air Jordansのようなアイコンが出にくい状況

    トレンドサイクルが早まってる中、伝統が作れない

    Night Luxe(ナイトラクス)

    ウェルネスに代わるトレンドワード
    洗練されたパーティガールのナイトライフ
    インターネット上でバズるために名前を付けられたもの
    トレンドとカルチャーの違い
    TikTokはカルチャーを作るには速すぎる
    カウンターカルチャーはメインストリームに対抗するもの

    サブカルをコモディティ化

    レコメンデーションメディアは、サブカルチャーのアイディアをコモディティ化している
    サブマーケットのコマーシャライズをしてメインストリーム化している
    無数のコミュニティが作られるが、どれもカウンターではない
    「Night Luxe」や「Cottagecore」はメインストリームカルチャーに反する動きではない。 ヒッピーやパンクカルチャーは一般社会に対してのカウンターの動きだったが、その概念が無くなっているのかもしれない。

    モノカルチャー

    全部統合されてひとつのカルチャーになる
    アテンション勝負になっている中で、最も人気なコンテンツやエンゲージするコンテンツに誘導させないといけなくなると、結果的に似たようなコンテンツがレコメンドされるようになる。

    Tumblrのムードボードをすぐ作れるように

    Tumblrでつくっていたムードボードの作り方はTikTokにある
    どういう素材がどこにあるか、TikTokに答えがある
    それを見て、似たようなものがたくさん作られていく
    ミーム化されてメインストリーム化する
    オーセンティックだったことがすぐに一般化する
    一般化することによってカッコよくなくなる

    自己表現とトレンドの矛盾

    ほんとに自分が好きなものなのか、アルゴリズムによるものなのか
    ファッション雑誌には大きなトレンドの流れはある
    絶対聞かなそうな人がバンドTシャツを着ているが、好きなのかどうか分からない
    Instagramは理想の自分を表現する場所だったはずなのが、ほんとに表現できているのか?
    トレンドに囚われているのではないか?

    Netflix、ミッション「90秒以内にコンテンツをユーザーにリコメンドせよ!」

    アプリを起動してから90秒以内に見たいものが決まらないとアプリを閉じる
    サムネイルは平均1.8秒しか見ない
    1.8秒でコンバージョンさせないといけない
    90秒以内でいいコンテンツを見せる必要がある
    ただし、ストレンジャーシングスのような人気タイトルを勧めたほうがよりCVしやすい
    よって、人気タイトルがより人気になっていく

    ウォッチリストが溜まって、何観たいんだっけってなるよね

    リブート・続編ブーム、過去有名IPが今も人気

    映画
    続編、スピンオフ、リメイク、シネマティックユニバースなど有名IPが入れ替わる
    そういうタイトルが収益性が高い
    2000年 25%
    2010年 50%
    2020年 90% 8.5作品がディズニー

    『アメリカンアイドル』週2放送す

    フランチャイズIPのシェアが高い
    1950年からのトップ30をみると、人気タイトルがどんどん減っていく
    同じタイトルが何回も放映されるため

    Billboardやベストセラーランキングの近年の傾向

    ランクインするアーティスト数が減っている
    1960-1970年 450アーティスト
    2019年 300アーティスト
    2000年以降、1アーティストが複数曲ランクインしている
    ベストセラー作家
    1990年以降、同じ作家が2冊以上ランクインしている
    ファッション業界:どの店舗に行っても同じトレンドの服が売られている
    いろいろな形で人気のものに統一されてくる
    レコメンドシステムは、新しいアーティストも人気になりやすい仕組みではある
    ただ、どんどん受動的になっている
    4/ ポップカルチャーが寡占市場化 映画では続編・リブートなどの映画が常に収入ランキングの上位に入るようになった。 音楽ではBillboard Hot 100に毎年1回でもランクイン出来るアーティスト数が減って、同じアーティストが何回もランクインしてる。 ゲーム、本、テレビでも同じことが起きてる。

    新人スター発掘はレコメンドに影響する?

    “CDを買う“という能動的な行動

    音楽を聴くためには、どのCDを買うか、能動的に決めていた
    いまはストリーミング/レコメンドがあるので受動的に聞くようになった
    体験をアクティブに求めに行った=CDを買いに行った
    フィジカルな持ち物はアイデンティティになる

    ハリー・スタイルズの新譜がレコードで売れた話

    これはポップアイコン?

    ポップアイコンは必ず香水作る(?)

    アリアナ・グランデ、レディー・ガガなど、香水を作る傾向?
    ファンの度合いの深さ
    Spotifyで聴くだけだとアーティストとの関係性が浅い
    たとえばSpotifyで配信されなくなったら聞かないし、なくなった事に気が付かないかもしれない
    TikTokの動画も見たいから見ているのか、受動的に眺めているのか
    意図や目的をもって見るのと、受動的に見るのは大きく違う

    コレクションを作る責任

    コレクションを作る責任がユーザーから離れている
    カルチャー的にいいのか?
    人がカルチャーを選ばなくなって
    アルゴリズムがカルチャーを選んでしまう
    マスに届けるのはアルゴリズム
    モノカルチャーがより生まれやすいのではないか
    本棚にCDを置いていたときには、音楽を聞いてなくても置いているコレクションによって自己表現が出来た。 聴く曲もアイデンティティも、人がアクティブに選んでいたもの。 コレクションの責任を無くすことによってモノカルチャーが作られやすくなる。

    変化するエンタメの消費方法

    YouTubeの使い方が世代により違う
    上の世代は検索のメンタリティで使う 特定のコンテンツを目指す
    下の世代はセレンティビティのメンタリティで使う おすすめ動画を見る
    テレビの場合、逆になる
    上の世代はチャンネルサーフィンをする
    下の世代は特定の番組を見る

    受け身な消費体験

    本を読む:アクティブ 読む本を決める 読む 理解する
    本を書いた人と読む人が作る世界
    昔はこれもパッシブと言われていた(他人の書いたものを受け入れるという)
    テレビ・映画は本よりはパッシブ。
    それでもどれを見るか選んだり、映画館に行ったりするアクションは必要
    TikTokはさらにパッシブになった
    コンテンツが与えられて、いいか悪いか選ぶだけ
    悪い場合、次の動画に行く
    この変化は消費者にとってはいいこと
    音楽リスナーを3つの体験に分ける
    1. パッシブ とくに何でもよい
    2. 補助的 BGMとかジムで聞くとか
    3. 意図的 聞きたくて選ぶ
    Spotifyは1と2の人のためにある
    3の人にとって、アルゴリズムは不要、むしろ自分で音楽を探しにくくなっている

    じゃあアルゴリズムがなかったとして、本当に自分の意志で選んどるんか

    ただし、人はなんらかの情報をもとに商品を選択しているのではないか?
    アルゴリズムがなかったとしても、もともと自分で判断していないのではないか?
    という議論はある
    友達にすすめられたから聞く、の「友達」が「アルゴリズム」に置き換わったともいえる

    人間は真似する生き物だよ

    他人の影響は大きい
    ヒトは生まれたときからマネをする動物

    GPT-3の面白事例

    コンテンツをAIが作る
    Dalie-2も面白い
    TikTokもAIグリーンスクリーンを出した
    Open AI
    機械が人間のように音楽を理解する
    Dalie-2とGPT-3を使ってキャラクターバトルをする
    Twitterでキャラクターの説明文を募集、
    投票の結果が良ければこれを生成して
    AIに戦いの結果を聞く

    “ジャズ“が存在しない世界線でAIはジャズを誕生させられるか

    あたらしいカテゴリを作ることができるか
    イノベーションはマネすることから始まる
    アメリカはヨーロッパのマネ
    日本は西洋のマネ
    中国はコピー商品が多い
    これらがその後、イノベーションを起こしている
    AIもそうなるのではないか

    AIネイティブ世代

    Z世代、α世代が影響されている
    ミレニアル世代:インターネットネイティブ
    Z世代:モバイルネイティブ
    α世代:メタバースネイティブ・AIネイティブ
    AIネイティブ世代は、AIがコンテンツを自動生成するのが当たり前
    その世代がどう世界をとらえるのか
    ビジネス、テクノロジー、カルチャーにどう影響を与えるのか
    モノカルチャーになっていくが、この流れは終わるのか続くのか
    アルゴリズムがエンタメ消費にどう影響するのか
    テイストメイカーの概念が減るのではないか

Comment

memofleet

  • 2022-09-17 Sat.

速いサイクルでコモディティ化することで均質化していくカルチャー。とても面白かったです。
TVCMのターゲットはマス向けなので同じ年齢性別でも必ずしも当てはまらない人がいるように、アルゴリズムによるレコメンドも同様かと思います。
そういう次世代のクリエイターが何に対してカウンターをとるのか、気になります。
インターネットやモバイルに対してアナログ、
AIに対してヒューマン、フィジカルというカウンターをとる可能性もありそうです。

本当に私はこれが好きなのか…?サブカルをコモディティ化するソーシャルメディアとモノカルチャー- Off Topic #130

Off Topic #130
Original : 2022-09-15 Thu.
memofleet : 2022-09-17 Sat.

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