Off Topic #132
ソフトパワー2.0 中国に勝つのはどこか- Off Topic #132

2022-09-29 Thu.

このページは、ポッドキャスト番組Off Topicを個人的にまとめたページです。

Summary

  • 要点の箇条書き

    ソフトパワー2.0


    Joseph S. Nye, Jr.さん

    1.0はカルチャーやイデオロギー

    2.0はデジタルとしてのソフトパワー

    数年前、ソフトパワー2.0の時代に入った

    誰がよりいいナラティブを話せるか


    ロシア・ウクライナでもSNSの使い方が重要

    アナログ・デジタルのハードとソフトパワー


    | | ハードパワー | ソフトパワー |
    | --- | --- | --- |
    | デジタル | プラットフォーム側の力、アカウントBAN | レコメンデーション、ランキング |
    | アナログ | 軍事力 | カルチャー |

    A国とB国の力の差

    アナログ:核兵器の数で争ってもある程度多くなると無意味になる

    デジタル:日本もアメリカもGoogleを使うが、LINEは日本だけ

    結果としてGoogleは日本に強い影響力を持つが

    LINEはアメリカへ影響力を持ちにくい

    ネットワークサービスは時に核兵器以上に強い力を持つ

    Googleがサービスを止めたら仕事ができなくなる会社もある

    中国、インド、ロシアでは自国のインターネットを作ったり自社サービスを優先したりしている

    ネットワークの持つ力を理解しているから

    中国は自国のネットワークは強いが他国への影響力は小さい

    TikTok、Sheinは別

    中国の「一帯一路」


    ソフトパワーの取り組みとしてのBRI


    Belt and Road Initiative=一帯一路

    世界中のインフラ開発に資金を提供する代わりに

    エネルギーと資源のサプライチェーンを確保する

    アジア、中東、アフリカ

    アフリカのインフラ整備


    中国は2007-2020年にかけて$23Bを投資

    ほかの8つの投資分を合わせても$8B

    アフリカ46か国が中国の一帯一路構想に参加している

    宮殿外交


    中国がアフリカ各国の大統領官邸や国会議事堂を建設

    アフリカ諸国を支援することで、アフリカとの関係性を構築

    中国のアメリカに対するアプローチのひとつ

    トウモロコシ


    中国は世界のトウモロコシの半分をストックしている

    肥料や食料を押さえておくことが外交カードになる

    アメリカのアフガニスタン撤退と中国


    アメリカ:タリバン政権制圧できずアフガニスタンから撤退

    中国:アフガニスタン支援。リチウムなどの資源を手に入れる。

    アフガニスタンの鉱物資源価値は$1T~$3T

    中国のリチウムシェア


    昨年取れた9.3万トンのリチウムのうち40%が中国

    リチウムバッテリーの80%が中国

    電気自動車のバッテリーメーカーTop10のうち6社が中国

    希土類元素


    リチウム、コバルト、銅、ニッケル、マンガン、グラファイト

    70%-90%を中国が持っている

    iPhone、テスラ、飛行機、どの機器にも希土類元素が必要

    アメリカのリチウムバッテリーの80%が中国から輸入

    鉱物のマイニングは労働の問題もあり、入りにくい産業

    大型のバッテリー工場のうちアメリカは10施設、中国は136施設

    マグネットのサプライの92%が中国

    アメリカも中国に頼らないといけない

    鄧小平


    **“The Middle East has oil, China has rare earths.”**

    中東には石油、中国にはレア・アースがある。(鄧小平・1992)

    エネルギー

    洋上風力発電にも中国が力を入れている

    中国の経済成長


    テクノロジーと製造

    C向けアプリのUXが強い

    PinDuoDuo > グルーポン

    WeChat > Facebook

    TikTok > Instagram

    中国アプリのUXは参考にされている

    中国の課題


    人口問題。これから減っていく。

    来年、インドが中国を追い抜く

    ソフトパワーへの投資は多いが、それを持続できるか

    英語圏でのPRが苦手

    インドではなくインド人


    中国と対抗できる国、または人

    インドは人材をエクスポートしている

    ビックテックのトップ


    アルファベット

    マイクロソフト

    アドビ

    ノキア

    IBM

    ツイッター

    Fedex

    英語力と人口


    オンラインで英語を喋れる人口が圧倒的に多い

    英語が話せる人材が世界に分散している

    インド人がテクノロジーとメディアのトップパワーになれる

    人口が14億人に迫る

    Youtubeショート


    Jonothon Lyons

    N.Y.のYouTubeショートを作るクリエイター

    ネズミの着ぐるみを着て動画をとる

    再生回数の80%がインドから

    MrBeastのイカゲームの動画States

    最も見られた地域はアメリカ

    2位はインド、8.3%

    もっとも登録者数の多いYouTuberのTop50のうち16はインド

    人口の多さがパワーになってくる

    国がレベルアップしてる


    社会的にも改善している

    チェンナイという都市はサンフランシスコより綺麗だといわれる

    中国はWalmartのための安価な商品製造からスタートした

    インドはWalmartのためのカスタマーサポートからスタートした

    **インドはテック人材、メディア、人口の多さが強くなっている**

    アメリカのソフトウェアサービスは今もって強いがテック人材はインド

    集権型の中国と分散型のインド


    3000万人のインド人が世界各国に分散している

    アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダだけで700万人

    インドのメディアといえばボリウッドの印象が強いが

    コンピューターグラフィックスの会社も多い

    複数の国に人材をエクスポートできる国が強くなる

    例)シンガポール

    中国も分散しているものの、政府のコントロールが強すぎる

    日本のアピールポイントって?


    どうやってハードパワー、ソフトパワーを作っていくのがよいか

    個人、企業、国

    デジタルネイション

    ハードパワーは限られてくる

    ソフトパワーを伸ばす

    何に投資するかによって変わってくる

    アメリカからは、ある程度いい国だという印象はある

    アニメ文化、テクノロジー

    住みやすい国日本


    安全さは圧倒的

    海外のYouTuberが日本に移住する例もある

    住みやすさもソフトパワーの一つ

    経済的成長を齎す領域にフォーカス

    たとえばバイオテクノロジー

    ソフトウェア領域に投資するだけでは勝てない

    海外から、特定領域のエンジニアを誘致できる魅力をアピールして経済成長を促す

    たとえばバイオのシリコンバレーになる、とか

    日本には起業する研究者が少ない

    この文化も変えないといけない

    ハードパワー、ソフトパワーは影響力の持ち方

    アメリカ政府はビッグテックに対して制限をしているが、これは自らのソフトパワーを潰しているのかもしれない

    アメリカのポジショニングは崩れ始めている

Comment

memofleet

  • 2022-10-08 Sat.

中国の一帯一路構想はシルクロードの範囲と思っていましたが、アフリカまで広がっていたんですね。
またリチウムバッテリーのシェアとその獲得の背景、ソフトパワーとしての資源獲得アクションは強烈でした。
インド人は国家レイヤーを超えた場所で交流する世界に早い段階から移行しているように思いました。
今回も勉強になりました。

ソフトパワー2.0 中国に勝つのはどこか- Off Topic #132

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Original : 2022-09-29 Thu.
memofleet : 2022-10-08 Sat.

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