Off Topic #135
コンパウンドスタートアップとは何か?マルチプロダクトの優位性- Off Topic #135

2022-10-20 Thu.

このページは、ポッドキャスト番組Off Topicを個人的にまとめたページです。

Summary

  • 要点の箇条書き

    コンパウンドスタートアップとは?

    複合スタートアップ
    単一のソフトウェアでの勝負ではなくいろんなプロダクトをバンドルする会社
    Salesforce、Microsoftなど

    Rippling CEOのパーカー・コンラッド氏

    ソフトウェア ビジネスを構築するための「焦点を絞った」アプローチが時代遅れである理由を説明し、Rippling のような複合スタートアップを構築する戦略的利点を主張

    複数プロダクトを作るべきか?ひとつにフォーカスすべきか?

    スタートアップだと一つのサービスを作るほうが主流だった
    VCも一つのプロダクトに集中するようアドバイスしてきた

    時代によって変わってくるかも

    時代によって、一つのプロダクトにフォーカスするか、複数プロダクトで勝負するか、変わってくる
    SaaSがクラウド化したころから複数プロダクトになってきた

    1社あたり使ってるSaaSプロダクトは○○個!

    2017年は100個
    2021年は150個
    どの業界でも使うSaaSアプリケーションが増えている

    SaaSアプリ多すぎて連携難しい問題

    SaaS革命
    システムが分裂化した
    一つ一つの別のソリューションが出てきて、その連携が難しくなった

    “ひとつのプロダクトでは勝てない”

    ひとつのプロダクトで勝負する会社が複数プロダクト化できない
    一つにフォーカスするようやってきた文化を変えないといけない
    NotionもSlackも単体ではいいプロダクトでも、バンドルサービスに勝てない
    Dropboxのノート機能もどこまで使われているかわからない

    Figma買収から経緯と今後を考察してみる

    AdobeはFigmaの存在が脅威だったはず
    だからこそ$20Bという高額な買収額を提示した
    Figmaはこれを受け入れた
    シングルプロダクトでは勝てない例
    Figamaもホワイトボードの機能を出しているが、うまくいっていなかったのかもしれない
    Figma CEO ディラン・フィールド氏は、AdobeのCEOになるかもしれない

    ワードとエクセルはいち機能でしかない

    複数のプロダクトが深く連携しあう
    Microsoftにとっての一機能
    プロダクトを機能化するのがコンパウンドスタートアップ

    シングルプロダクトの限界

    時価総額$30B-40Bが限界
    $50Bを超えるシングルプロダクトはない

    ラスボスのセールスフォースとMicrosoft

    シングルプロダクトではラスボスに勝てない
    唯一、シングルプロダクトで勝負できていたFigmaですら売却した

    “連携“が強み

    コンパウンドスタートアップは一つ一つのプロダクトが弱い
    APIの連携はそれほど強くない
    自社プロダクト同士での連携はAPIより深く組み込める
    連携自体がプロダクトになる
    Appleの例
    iOSの上にSiriやApple musicが連携している
    StripeもOSを作り、プラットフォーム化している

    Ripplingのミドルウェア

    どのBtoBプロダクトも根本のインフラはだいたい同じ
    アクセス権限、アナリティクス、レポート、通知、ワークフロー
    これらを組み合わせて機能を作り出す
    一つの基盤システム上で複数のプロダクトを連携したほうが効率的
    シングルプロダクトでは、ひとつひとつ別のインフラを作ることになる
    Ripplingではこのインフラ部分をミドルウェアと呼び、その上に新しいプロダクトを連携させている

    レポートやアナリティクスで効果を見たい担当者

    ほとんどのSaaS企業はこれを作りたくない
    あまりメリットがない
    クライアントからの要望が強い
    サービス導入担当者が効果を見て安心するためのもの
    Ripplingではアナリティクス機能開発の専門チームがいる
    ここまで作ればアナリティクスも一つの強みになる
    クライアントからすると、複数プロダクトのレポートが統一されていたほうが使いやすい
    コンパウンドの利点
    UIやUXが同じほうが使いやすい
    プロダクトをバンドルすることで安く提供できる
    Microsoftは他社のプロダクトと同じものを1機能として提供している
    新しいプロダクトも既存のインフラ上に構築できるので開発コストが低い
    複数の課題を同時に解決するほうが強いサービスになる

    でもめっちゃ難しくね!どうやる?

    最初から複数プロダクトを作るのは難しい
    基盤の開発とプロダクトA、プロダクトB、合わせて3つは作る必要がある
    より時間がかかり、お金もかかる
    Ripplingは立ち上げから$10Mのキャッシュアウトがありながら18か月は売上ゼロだった
    相当なリスクを負う
    シングルスタートアップは$30Bまで
    マイクロソフトには勝てない
    $100Bレベルを目指すなら、コンパウンドスタートアップ
    連携の基盤となるのはデータセット
    Microsoft:従業員データ
    Salesforce:見込み客と顧客のデータ
    Stripe:金融データ
    TikTok:興味データ(インタレストグラフ)
    まず基盤となるデータを決める
    そのデータを使ったプロダクトを考える
    プロダクトの連携を考える
    初めて起業する人がコンパウンドスタートアップを目指してもVCに説明できないかもしれない
    シリアルアントレプレナーじゃないと難しい

Comment

memofleet

  • 2022-10-27 Thu.

Ripplingは以前のBytes特別編でも取り上げてましたがやはりパーカー・コンラッドさんはすごいですね。
共通の管理システムの上に複数のアプリケーションを乗せていく方法はちょっとしたツール開発では参考にできると思いますが、会社単位でこれを構築しているマイクロソフトの巨大さは確かに「ラスボス」の感じがあります。
最初にデータセットを決めてからプロダクトを考える手法も面白いと思いました。

コンパウンドスタートアップとは何か?マルチプロダクトの優位性- Off Topic #135

Off Topic #135
Original : 2022-10-20 Thu.
memofleet : 2022-10-27 Thu.

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