Off Topic #143
#143 【2022年まとめ】 "システムルネッサンス" - Off Topic #143

2022-12-15 Thu.

このページは、ポッドキャスト番組Off Topicを個人的にまとめたページです。

Summary

  • 要点の箇条書き

    システムを理解する


    2020 アテンション アンド トラスト・エコノミー
    インターネットはアテンションとトラストが必要
    インターネットの戦場を見渡す地図

    2021 コンポージング・カルチャー
    どうやって勝つのか?
    カルチャーに根付く
    カルチャーを作る人はだれか
    インターネットの戦場をたたかう戦略

    2022 システム・ルネッサンス
    戦略よりもツール
    地図をより理解するためのツール

    ルネッサンス(Renaissance)
    「復活」や「再生」を表すフランス語であり、14世紀から16盛期頃にかけて西ヨーロッパ全体に広まっていった文化運動やその時代を指す言葉

    次の時代をつくるための新しいシステムを作る

    アメリカの政治・経済、国際関係にも課題がある
    新しいクリエイター、技術が出てきている

    世の中はライムしている サイクルしている
    新旧のシステムがある

    バンドルとアンバンドル


    サイクル
    イノベーションサイクル

    議論できる環境の重要性「シンキング・ラダー」- Off Topic #118

    テクノロジーが批判される理由

    - 3ステップある

    1. 無視される

    2. 部分部分で否定される

    3. 悪口、変な名前を付けられる

    成長する会社は約5年で伸びる
    Facebookはザッカーバーグが20歳の時に立ち上げて25歳くらいで世界的なサービスになった
    そのあたりで次のプレイヤーが出てくる

    国の上がり下がり

    Rise and Fall of Empires アメリカ経済と国- Off Topic #100
    帝国のライフサイクル

    SNSの世代交代

    インスタの短尺動画機能に隠されたメタの焦り、ソーシャルメディアの時代は終わったのか?- Off Topic #129
    ソーシャルメディアの変遷


    アルファ世代の未来- Off Topic #137
    親と子のSNS分離

    バンドルとアンバンドルの繰り返し

    世の中には稼ぐ方法が2種類ある。それはバンドル化と、アンバンドル化だ。- Off Topic #136

    権力の構成


    1943年の書籍 The Machiavellians James Burnham (著)
    マキャベリについて書かれている

    政府を運営するシステム


    James Burnhamによれば政府のフォーマットは3つ×2種
    ・一人が支配する:君主制と独裁政権
    ・少人数が支配する:貴族制と寡頭制
    ・大人数が支配する:民主主義とアナーキズム
    昔のヨーロッパはこの6つを経て繰り返すサイクルがあった
    君主制>独裁化>貴族制>寡頭制>民主主義>アナーキズム>君主制

    ポピュリズムと寡頭制を行き来するアメリカ


    アメリカは間接民主主義で寡頭制に近い
    トランプ政権はポピュリズムを利用

    ポピュリズム
    有権者を「エリート」と「大衆」に分けた上で、2つを対立する集団と位置づけ、「大衆」の権利こそ尊重されるべきだと主張する政治思想

    寡頭制
    全部または大半の政治権力を、特定の少数の人々が握っている政体。少数者支配の体制であり、対比語は多頭制である。

    ビジネスでも同じサイクルがある
    銀行:新しい銀行は作りにくい
    少数の大手銀行が支配する>寡頭制
    これに対してスタートアップが新しい金融システムを作る>ポピュリズム
    スタートアップが成長すると、次の寡頭制になる

    SNSも最初はポピュリズムだったサービスがプラットフォーマーとして寡頭制になったりする
    Web3は寡頭制のGAFAに対するポピュリズムとして理解できる

    インダストリーシステム・マーケットシステム・メンタルシステム


    インダストリー・システム:会社とか業界
    マーケット・システム:市場やユーザー行動
    メンタル・システム:考え方

    #98 Microsoftの本当の強さ、君は理解しているかい?

    NotionやSlackのようなサービスが出てくるがGAFAMやSalesforceに勝てない
    このためコンパウンド・スタートアップが出てきた

    インスタの短尺動画機能に隠されたメタの焦り、ソーシャルメディアの時代は終わったのか?- Off Topic #129
    SNSの進化
    ソーシャルメディアからレコメンデーションメディアへ

    なぜシリコンバレーが成功したのか?ベンチャーキャピタルの存在- Off Topic #101
    ファウンダーフレンドリーになった転換期 シリコンバレーの誕生とVC Part2- Off Topic #102
    チャンスは準備された心のみに宿る名門VCセコイアとAccelのメンタルモデル- Off Topic #103
    アンドリーセン・ホロウィッツのHP2.0戦略- Off Topic #104
    VCの進化
    アンドリーセンのHP2.0

    YouTubeが挑むポッドキャストビジネス- Off Topic #109

    検索エンジンの王者Googleが強すぎる!競合を寄せ付けない鉄壁の戦略- Off Topic #126

    カルチャー is プロダクト


    ブランドがライフスタイル化する、のは古い戦略
    これからはカルチャーがプロダクト化する

    ブランドを立ち上げる時に、サブカルチャーと紐づける

    サブカル → メインストリーム → ライフスタイル

    ステップ⓪:サブカル選び

    大手ブランドの初期サブカル
    - Nike:ランニング
    - Patagonia:登山用品
    - Supreme:ストリートウェア
    - Glossier:コスメ
    - Superhuman:メール
    - Robinhood:銀行
    - Apple:コンピューター
    - Lululemon:ヨガ・アスレジャー
    - Ralph Lauren:プレッピー

    新ブランドのサブカル
    - Notion:メモ、タスク管理
    - Liquid Death:水
    - Atoms:スニーカー
    - 100 Thieves:ゲーム、eスポーツ
    - Figma:デザイン
    - Madhappy:メンタルヘルス
    - Topicals:アトピー
    - StepChickens:コメディアン
    - David Dobrik:YouTube、シットコム
    - Miquela:インフルエンサー
    - Peloton:フィットネス、ジム
    - Billie Eilish:ASMR、ゴス
    - MSCHF:いたずら
    - Starface:ニキビ
    - Dolls Kill:パンクロック、ゴス

    ライフスタイル時代


    ブランドのポジション
    これまではプロダクトを購入して参加する形だった
    ex)ナイキを履かないとランナーになれない

    ライフスタイル時代を代表する事例としてスターターパックが典型例
    アイテムセットを一つの画像にまとめたもの
    ブランドはそのスターターパックとしてポジショニングしている

    しかしこれではカルチャーにはならない
    サブカルチャーに乗っかっているが、イデオロギーがない
    プロダクトを売ることとカルチャーは異なる

    まずカルチャーを売る
    そのためのオプションとして商品がある
    ブランドの一番の目的はカルチャーであるべき

    よって、コミュニティやメディアがしっかりあるブランドが強くなる
    ユーザーはそのコミュニティに参加するアクションの一つとしてプロダクトを買う

    クリエイターブランドが強い理由


    マクドナルドにはカルチャーやイデオロギーはない
    だからこそコラボレーションをしてカルチャーと紐付けたい
    コラボレーションは売上げにつながるとしても、根本的なカルチャーにはならない

    マクドナルドをリプレースするブランドが出てくるとすれば、しっかりとカルチャーやイデオロギーを持ったブランド
    クリエイターブランドはここが強い

    ただし、そうしたクリエイターブランドがどこまでスケールアップできるのかはわからない
    クリエイターブランド総数で、いまの大手ブランドよりも大きくなるのかもしれない

    マーケットシステム


    ユーザーの行動をもとにした市場にまつわるシステム

    仕事のやり方
    オフィスの概念
    教育制度
    コマース体験
    ドロップカルチャー、メタRPG
    など

    Factory as a service


    モノの作り方が変わる
    これまでのイノベーションは、より効率よく作ることだった
    生産プロセスは同じだった

    根本的に作り直す


    イーロン・マスクは工場そのものが車以上にプロダクトだという
    生産台数が9.1倍伸びている中で、従業員数は2.6倍しか伸びていない

    宇宙工場


    ロケットのパーツを作る小さい工場が3000くらいある
    ロケット開発工程の6割は、部品を揃えるためのバッファ時間
    部品の需要は高いものの、個々の工場は家族経営で跡継ぎ問題がある

    Hadrian は、垂直統合された高度な製造工場のネットワークを構築することで、このサプライ チェーンを近代化している

    Varda:宇宙に工場を作り、微力な重力下で製造する

    夢のドリンクバー


    Off Topic注目企業のなかで、初めて2年連続で登場したカナ・テクノロジー
    ドリンクの生産プロセスを根本的に変える

    グレープジュースを作るためにはブドウを育てるための水が大量に必要
    生産、輸送のプロセスも必要
    ブドウの味を再現する成分は27個
    あとは自宅の水道水さえあればグレープジュースが再現できる
    カナ・テクノロジーはドリンクのプリンターを開発した

    飲むヨーグルトお願いします


    OffTopicがオリジナルドリンクを作るとしたら?
    飲むヨーグルト?
    オリジナルカクテルなども面白そう
    ドリンクの民主化

    究極の自給自足?


    モノの作り方とサプライチェーンの見直し
    生産、配送、パッケージ、保存などのプロセスがすべて変わる
    根本的に作り方を変えることが、サステナビリティになる
    サステナビリティ=消費量を下げるという発想になるが、これは難しい
    環境配慮した製品は高くなる傾向にある
    安くてかつ、環境に良いものを作らないといけない
    そのためには製造プロセスを根本的に変える
    コストがかからない
    カナ・テクノロジーのドリンクは、トータルコストが半分になるかもしれない

    クリエイティブの成功


    羊が多いが羊飼いがいない、考える人がいないという傾向がある
    クリエイティブの成功についての調査があった
    特定のアーティストが成功した要因はなにか?
    商品のクオリティが大事なのか、ソーシャルネットワークが大事なのか

    クオリティと人脈(ソーシャルネットワーク)どっちが重要?


    結果としてはソーシャルネットワークが大事
    プロダクトや作品のクオリティも必要だが、それを見られるようにするための方法もまた重要

    アイディアを誰が見つけるか


    自分のアイディアを誰にも盗まれたくないが、逆に誰が見つけるのか。
    ものつくり、クリエイティビティもシステムとして考える

    テスラとエジソン


    エジソン=電気を作った有名な人
    テスラ=過小評価された天才、とされている
    過小評価はテスラの問題であり、エジソンも認知度を取りに行ったから成功した
    マーケティングの才能も必要

    アンディウォーホル「良いビジネスは最高のアートである」


    広告は詩を書くのと同じ
    案件の交渉はシナリオ制作と同じ
    アーティストもひとつの仕事でしかないので、ほかの仕事と同様
    スタートアップのピッチはストーリーテリングと同じ

    村上隆さんも同じ考え方をしている(草野さん)

    完全にクリエィティブに投下すると商業が弱くなる
    バランスのとり方

    このバランスがアメリカは商業寄りの傾向があるがどちらも理解していることが重要

    天才になる方法教えます


    天才ってどう生まれるのか?
    選ばれた人、生まれつきの能力、と思われがちだが別の考え方もある
    GeniusではなくSeanius
    ひとつのシーンで生まれる

    天才は場面(ギャルみ)で生まれる


    ブライアン・イーノによれば複数の人が集まることで天才が生まれる
    勝手に一人で天才が生まれるのではない
    複数人の間での刺激を与えあい、コラボレーションする中で生まれる

    Scene(シーン) + genius(ジーニアス)= Scenius(シーニアス)


    Genius=エゴシステム
    Seanius=エコシステムて

    天才が集まっていた場所

    - ニューヨークのアルゴンキンホテルに複数のライターが集まった
    - イギリスのブルームズベリー グループ
    - マンハッタンの金融街にあるコエンティーズ スリップ
    - ホーム・ブリュー・コンピュータ・クラブ
    - PayPalマフィア
    - オックスフォード大学のインクリング

    人が集まった「シーン」で才能が刺激される
    仲間でありながら刺激しあい、競い合うことで高めあう

    ペストとルネッサンス


    ルネッサンスは中世期からモダンに転換した時期
    技術的イノベーション、カルチャーなど一斉に変わっていった時期
    フィレンツェで黒死病というパンデミックがあった
    ネズミを媒介する病原菌がはやり、
    ただイノベーションがあったのではなく、いろいろな分野のシステムが変わった

    いまの状況と似ている
    いろいろなシステムが見直されるのではないか、という意味でシステム・ルネッサンスとした
    これから新しいシステムが出てくる

    逆張りは、自ら考えること


    システムに対して反発するのは、そのシステム内の動きでしかない
    逆張りは、自ら考えて、新しいシステムを作ること
    今年46回のエピソードを通して話したかったのは、自分で考えてください、ということ

    内省と振り返り


    来年はどうするかわからないが
    今年の反省としては、去年はひとつの戦略しか伝えていなかった

Comment

memofleet

  • 2022-12-29 Thu.

アンディ・ウォーホルさんの言葉、"Making Money is Art"は、村上隆さんにもつながると、草野さんが言っていました。村上隆さんの著書「芸術起業論」では、業界の構造を知らなければ生き残れないという章があり、アーティストにとって作品同様にマネージメントが大事だということが書かれています。たぶん草野さんもこの事を言っているのかなと、ちょうど思い出したのでメモしておきます。

#143 【2022年まとめ】 "システムルネッサンス" - Off Topic #143

Off Topic #143
Original : 2022-12-15 Thu.
memofleet : 2022-12-29 Thu.

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