Off Topic #82
NFTとオーナーシップ経済- Off Topic #82

2021-09-09 Thu.

このページは、ポッドキャスト番組Off Topicを個人的にまとめたページです。

Summary

  • 要点の箇条書き

    NFTの新しいユースケース

    - NFTバブル感はあるが、可能性も感じる
    - インターネット初期の1997年ごろは「.com」「Internet」と社名に入れると株価が上がる時期があった
    - 少し前は「blockchain」を社名に入れると株価が上がる時期があり、アイスティーの会社がやっていた
    - コレクタブルNFTだけではなく、新しいユースケースが出てきた
    - 2021年8月だけでも$2.5BのNFTがOpenseaで売買された

    “The next big thing will start out looking like a toy” by クリス・ディクソン

    - 新しいモノは最初はオモチャにみえる
    - 賢い人が週末何しているか?
    - 次に何が流行るかは、賢い人が週末何をして遊んでいるか、を見ればわかる
    - クリス・ディクソンさんはa16zのパートナー、キャピタリスト

    **NFTは基盤技術でC向けサービスで普及していく**

    - 一般目線では、基盤技術は何を使っているか、ほぼ気にしない
    - 例えばSpotifyがAWSを使っている、という事はほとんどのユーザーにとってどうでもいいこと
    - NFTもクリプトも基盤技術の一つなので、そこから生まれるユースケースが出てくると普及する
    - ゲームやオンラインコミュニティやソーシャルネットワークなどのC向けサービスがカルチャーに染み込み始めている
    - だからこそ、NFT技術が普及するのではないか?と思われる

    **ユースケース作りとゲーム性**

    - ゲームは、新しいテクノロジーをマス向けに普及させるチャネルとして優れている
    - ****The Oregon Trail****
    - 1971年-
    - 累計売上は約6500万本
    - アメリカ初の教育用ゲーム
    - コンピューターを使ったテキストオンリーのシミュレーションゲームとしてスタート
    - パソコンの操作のしかたを遊びながら学べる
    - **Bump**
    - 2009年-2014年
    - iPhone初期のアプリ
    - iPhone同士をぶつけることで連絡先が交換できる
    - シンプル・クールな操作で連絡先交換ができる人気アプリだった
    - **Angrybirds**
    - 2009年-
    - バードをスリングにひっかけて飛ばす操作=フリック的な、スマホならではの操作をうまく使った
    - スマホってこうやって操作すればいいんだ、ということを普及させた、ゲーム体験というユースケース
    - ゲームは新しい技術の紹介窓口
    # **Axie Infinityとは?**
    - 2017年-
    - クリプトキティーズとポケモンがコンセプト
    - ゲーム内のモンスター「Axie」を育成する
    売上推移
    - 2021年4月 $670K
    - 2021年5月 $3M
    - 2021年6月 $12.2M
    - 2021年7月 $196M
    - 2021年8月 $350M
    JOINハードルが高い
    1. ETHを扱うデジタルウォレットを作る
    2. Axie Infinity用のウォレットを作る
    3. Axie Infinityのマーケットプレイスで3体のAxie(モンスター)を購入する
    4. アプリをダウンロードしてプレイする
    - Axieの要素(色、目、耳など)はすべて異なる
    - バトルはAxie3体同士で戦う
    - プレイヤー間のバトルや、ゲーム内のクエストでバトルがあり、勝つとSLP(ゲーム内通貨・トークン)がもらえる
    - SLPの使い方
    - 使って新しいAxieを増殖させる(1回につき100ドルくらいのSLPを消費する)
    - SLPを貯めてトークンとして売る(価格が変動する)
    - SLPを換金する
    - Play to Earnモデル
    - ゲームで遊ぶとお金が増える
    - フォートナイトはFree to Playモデル。
    - 自己表現のために課金するモデル
    - Pay to Winは、課金するほど強くなるモデル
    - 開発側がアセットを作って配布したり、売ったりする
    - Axie Infinityの場合、ユーザーがAxieを育成して売ることができる
    - 最初に購入する3体のAxieは、他のPlayerが育成して売ったもの
    - 運営会社はなにも作らない

    **Axie Infinityは一つの国**

    - 昔は国はいくつかのマーケットプレイスだった
    - ご飯を作る人、建物を作る人、いろいろいて、そこをトレーディングした
    - そこで生まれるお金の一部を税金として国に納めた
    - 政府は税金を使って国をよくする
    - 国民が主体
    - Axie Infinityも同じような構造になる
    - アセットを作ったり売ったりするユーザーがいて
    - そこで生まれるお金の一部を手数料として運営がもらう
    - 運営はそれを使ってゲーム開発をする
    - プレイヤーがオーナー

    フィリピンで人気

    - 一日、Axie Infinityを遊ぶと、平均230SLPを稼げる
    - およそ3000円くらい
    - トップユーザーは1日で8,000円くらい稼げる
    - バトルに勝てばSLPがもらえる
    - ちょっとしたアルバイトと同じくらいのお金
    - フィリピンではコロナで職を失った人がAxieで稼ぐという背景もある

    スカラーシップモデル

    - イールド・ギルド・ゲームス
    - 初回の3体のAxieをイールド・ギルド・ゲームスが代理購入して、レンタルする
    - プレイヤーはレンタルしたAxieで稼いだSLPの10%をイールド・ギルド・ゲームスに支払い、
    - また20%をイールド・ギルド・ゲームスのコーチに支払う
    - プレイヤーは履歴書をイールド・ギルド・ゲームスへ提出して、スカラーシップに参加する
    - 現在、イールド・ギルド・ゲームスでは5000人弱のプレイヤーを支援している
    - イールド・ギルド・ゲームスは1か月で6000万円くらいの売り上げになっている
    - Axie Infinityをひとつの国としてみると、イールド・ギルド・ゲームスはその国の中の会社にあたる
    - イールド・ギルド・ゲームスで稼ぐのは、会社に入って給料をもらう構造に近い
    - Axieを貸与されて、バトルなどのタスクをこなして、お金をもらう
    - スカラーシップ制度を通して、会社化されたと考えられる

    ネットワークを経済化する

    - Axie Infinityで発生する売り上げの95%がユーザーに還元される
    - 経済を発展させるためには人数が必要で、そのために手数料を低くしている

    アテンション・エコノミー

    - ユーザーはプラットフォームにアテンションを提供している
    - これに対し、経済的には報われなかった
    - これまでのネットワークでは、プラットフォーム側はユーザーにリーチを提供してきた
    - Twitter、Instagram、Facebookなど
    - 価値のつけ方は間違っていたかもしれない
    - 過小評価されているのはクリエイターとアテンション
    - プラットフォームが増えた、コンテンツが増えた
    - アテンションが希少化された
    - 1日に使える時間は変わらない中で、コンテンツが増えている
    - よってアテンションの奪い合いになる
    - アテンションの価値が上がる
    - クリエイターからすると、その希少価値のあるアテンションを提供してるのにマネタイズできない
    - そこで生まれてきたのがAxie Infinityのようなブロックチェーンゲーム
    - Web2.0でもできるが、分散型のほうがリスクが低い

    Mirror

    - ライター向けのプラットフォーム
    - 書いた記事をNFT化できる
    - 自分のアイディア、記事をトークン化できる
    - 本を書きたい人はファンからお金を募ってファンディングできる
    - あるニュースレターのファンディング
    - Mirror経由のNFTを購入してグループに入る
    - グループに入ると、そのグループでの売り上げの一部をスプリットできる
    - メンバーシップ特典がえられる

    オーナーシップエコノミー

    - 記事の引用元にもオーナーシップを与えられる
    - いいアイディアを持っていれば、いろいろな引用先からマネタイズできる
    - 将来この仕組みが、ニュースやコンテンツ業界を変えるかもしれない
    - サブスクリプション型のニュースレターだと、毎週コンテンツを書かないといけない?
    - そうではなく、いいアイディアをマネタイズする
    - いい記事が引用されれば、それだけオーナーシップになる
    アルファ D2C
    - 顧客と一緒にプロダクト開発する
    - 顧客がオーナになる
    - 開発に貢献した人へ利益の5%を支払う
    - オーナーになればブランドのロイヤリティが上がる
    - 株より簡単にディストリビューションできるのがNFTやDAO
    ロイヤル
    - ファンがアーティストの曲に投資できるサービス
    ブレイントラスト
    - 採用プラットフォーム
    - フリーランスの人がオーナーシップを持てる
    - これまでのPFがマーケットプレイスを作ってユーザーに提供する方法に対して
    - フリーランスの人にトークンを与えて、PFの方向性を投票で決められるようにする
    - 広告の出し方、手数料を変えるなど

    サービスが「国」化する

    - サービス利用している人には意見を言う権利がある
    - そしていい意見を出した人にはトークンを与えるなどのロイヤリティも作れる

    オーナーシップ経済

    - NFTやDAOを使うと簡単に作れる
    - 手数料の考え方が根本的に変わる
    - 今までのマーケットプレイスは1つの会社がやっていた
    - 15%~30%などかなり高い手数料を要求していた
    - プレイヤーセントリックになると一気に下がる
    - 参加者がいろいろな形で経済価値を得られることが重要
    - ネットワークが経済化する
    - 経済化=オーナーシップを持つこと

    今までのWEBサービスがブロックチェーン化されたらどうなるか?

    - メタバースの入り口?
    - サービスが「国」化すること。
    - ユーザーが価値を生んでいるので、対価をもらうべき
    - いままでのWeb2.0の世界ではプラットフォーム側がゲートキーパーになっていて、
    - ユーザーをロックインさせる、手数料が上がる。
    - これを覆す世界。
    - プラットフォームはユーザーへ給料を払ったり、そのインフラをより良くするために動く
    - 政府が道路を作るような動きに近い
    - 手数料が低いと儲からないか?
    - しかし手数料が低いからこそユーザーが集まる

Comment

memofleet

  • 2022-05-20 Fri.

NFTについて、あらためて聞き返しました。
次の#83 Bored Apesから、#114のYuga Labsまで8か月だけど
NFTの世界もかなり変わってきたと思います。

NFTとオーナーシップ経済- Off Topic #82

Off Topic #82
Original : 2021-09-09 Thu.
memofleet : 2022-05-20 Fri.

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